美しい花の名所、千葉公園の「大賀ハスまつり」

JR総武線千葉駅から徒歩で約10分、千葉都市モノレール2号線千葉公園駅を出てすぐのところに、千葉市民の憩い場「千葉公園」があります。
この公園には「綿打池(わたうちいけ)」という、千葉市内で唯一ボートに乗ることができる池があり、池周辺には豊かな自然と四季折々の美しい景色が広がっています。

そして、この千葉公園は6月中旬から7月上旬にかけて、美しい「大賀ハス」が咲き乱れる名所として知られており、シーズンになると公園一帯では「大賀ハスまつり」というイベントが開催されます。
「千葉市の花」にも指定されている大賀ハスは、1951年に現在の東京大学検見川総合運動場で、大賀一郎博士と地元の小中学生らによって発掘された約2000年前のものとされるハスの実を復活させたもの。

発掘されたわずか3つの実のうちのひとつが、2000年の時を経て花を咲かせたというから驚きです。そんな古代ロマンしかない花は、早朝から昼にかけて咲く性質があり、機会があれば、一度は見ておきたいスペシャルな花なのです。
……もしも、この花を夜にも見られるとしたら?
夜の千葉公園を彩るアートフェス、「YohaS(夜ハス)」

千葉公園で毎年6月、夜に開催されるアートフェスとして大注目なイベント「YohaS(夜ハス)」。
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2018年に初開催されてから、今年でなんと9回目!
「夜間の経済・文化活動の振興(ナイトタイムエコノミー)」につながるものとして、千葉公園の活性化を目的に開催され、千葉市や各スポンサー企業、ボランティアの方々が全面協力のもと、地域に愛されるイベントとして成長……
つまるところ、「夜もハスの花が見たい!」という千葉市民の願望がフェスになった
ということではないのでしょうか?おそらく。きっと。多分そう。千葉市の未来は明るいです。

また、大変おめでたいことに千葉市は今年で開府900年という節目を迎えました。「千葉開府900年記念まつり」とも重なり、今年のYohaSはより盛大。
というわけで、今回の記事はイベントレポートです。夜の千葉を盛り上げる激アツイベント「YohaS」に参加し、夜に咲くハスとはどんなものか、千葉市の本気を見ていきましょう。
まだYohaSに参加したことがないという方は、来年の開催に向けてぜひ参考にしてください。
光と音楽と魅力的なフード。五感で楽しませるYohaS(夜ハス)

今回のYohaSに参加して、一番最初に感じたのは「会場がオシャレ」ということ。
夜の公園が舞台ということもあり、イベント会場全体が美しくライトアップされ、公園内を歩くだけでも楽しい。
ちなみに毎年テーマが決められており、2026年は「Fashionable PARK(ファッショナブルパーク)」がテーマということで、「千葉公園全体がランウェイに変身」「公園を身にまとう」といったオシャレすぎるメッセージが込められているようです。

また、DJブースが設置されるなど、イベント会場の至るところから音楽が聴こえてくるのもYohaSの特徴だと感じました。広場ではアーティスト達のパフォーマンスやアート作品の展示を見ることができ、夕方のまだ明るい内から見られるものもあれば、陽が落ちてからライトアップされるものまで色々と楽しめます。


おおやねステージと大型プロジェクションマッピング

今回の目玉イベントのひとつとなったのは、公園内にある「おおやねステージ」でのライブパフォーマンスでした。


シンガー、ダンサー、モデルなど、ジャンルを超えて様々なアーティストが出演し、会場を大いに盛り上げていました。
早い時間からステージ前の芝生にビニールシートを敷いて場所取りをしていたお客さんもいたので、パフォーマンスをより間近で見たいという方は、ぜひ参考にしてください。

さらに、もうひとつの目玉イベントとなったのが、大型プロジェクションマッピングでした。
夜に咲くハス、まさにYohaS(夜ハス)!
綿打池のほとりの森林すべてがスクリーンとなり、美しく幻想的な世界を映し出していました。
ちなみに見る角度がとても重要です。来年以降もプロジェクションマッピングがあるとしたら、ぜひ、投光器の真正面がオススメですので、陣取ってお楽しみください。


千葉公園の雄大な自然を利用した、なんともダイナミックなプロジェクションマッピング。
この7分間の大型プロジェクションマッピングは一日に4回実施され、毎回池の周りにはたくさんの観客が集まっていました。
素敵な催しをありがとう、「NISHICHIBA RESIDENCE AVENUE」。2027年完成予定の新築分譲マンションにも、ぜひ期待を寄せましょう。
色んなジャンルの食べ物が勢揃い!キッチンカーが大集結!

「YohaS ARENA(千葉公園総合体育館)」前の駐車場はイベント用に貸切状態となり、多くのキッチンカーが集結しました。
本能(食欲)に、感動を。
とてもよいメッセージですね。

祭りといえばフードも大切。このキッチンカー達の出店もYohaSの魅力のひとつ。

また、キッチンカーに混ざって、お花も販売されていました。千葉市のフラワーショップ「HADOWAAA(ハドワー)」さんの出店です。


YohaS用に特別に用意されたフラワーアレンジメントもあり、地元代表のお店として人気を集めていました。こういった地元のお店がイベントに参加すると、地域の活性化につながりますし、愛着も湧きますよね。
交通の便もよく、無料で参加できるのが嬉しい!

イベント会場までは、モノレールを利用すれば、ほとんど歩くことなく到着します。千葉公園駅を降りて目の前が会場です!YohaSに来たら公園内をたくさん歩きたいので、少しでも体力を温存したい方はモノレールで来ることをオススメします。
また、ほぼすべての催し物が無料で楽しめるのも素晴らしいですね。運営の努力の賜物です。

地元のボランティアスタッフの方々の貢献もかなり大きいことでしょう。イベント参加者が夜道で転んだり、危険な目に遭わないように、たくさんのボランティアスタッフさんが配置されていました。
また、来年以降の開催に向けて、売り上げが寄付金となる「ドネーショングッズ」も販売されていました。集まった寄付金は、すべてYohaSの運営資金となります。こういった地道な活動によって支えられているイベントなんですね!
YohaSの運営チームに特別インタビュー!

ライトアップされた公園、ライブパフォーマンス、大型プロジェクションマッピング、キッチンカーと、たくさんの魅力的なコンテンツで我々を楽しませてくれたYohaS。
とにかく見どころが多く、楽しいイベントだったので、ぜひ、来年も参加したい。
それにしても、千葉市でこの規模のイベントを運営するのは並大抵のことではなさそうです。
今回、イベントの運営に携わった「一般社団法人千葉公園YohaS振興会」の荒井さんにお話を聞くことができましたので、YohaSについて色々とインタビューしながら、今回のイベントレポートの締めくくりとさせていただきます。


YohaS(夜ハス)を開催することになったきっかけは、なんだったのでしょうか?


一番の目的は、千葉市が掲げている「ナイトタイムエコノミーの活性化」(夜の経済や文化活動の盛り上げ)です。 日中に行われる「大賀ハスまつり」の「夜の部」としてスタートしました。
薄暗くて少し怖い印象もある夜の公園を、もっと安心して使える心地よい場所にしていこうという想いがきっかけとなっています。

どういった想いでイベントを運営されているか、お聞かせいただけますか?


ただのお祭りではなく、「一流のアートパフォーマンスを届ける」という想いを持って運営しています。 日々当たり前に使う公園という場所で「本物」がもたらす感動を肌で味わってほしい、日常空間をアートの力で非日常の没入空間に変えたい、というミッションを掲げています。

イベントに招致する展示や演者(アーティスト)の方は、誰がどうやって決めていますか?


毎年のテーマに沿って、私たち企画メンバーが選定しています。その年のYohaSのコンセプトを表現できるように、一流のアーティストさんから、最近では、千葉市で活躍するパフォーマーの方にご依頼することも増えてきました。例えば、サーカスがテーマの年はピエロやパントマイムのパフォーマーさんをお呼びしたんです。

今年は「Fashionable PARK」ということで、モデルさんや衣装制作の方々もお呼びしました。きらびやかで華やかなステージや、面白いパフォーマンス、解釈や考察に自由度がある不可思議な作品など、アートイベントとして幅を持たせられるようにしております。毎年、来園してくださった方々が、普段は見れない非日常に触れる体験ができるよう心がけています!

これまでYohaSに参加された一般の方の声としては、どんなものが多かったですか?


「こんなに千葉公園に人が集まるなんて、びっくり」「千葉公園がオシャレになった」など、ありがたい声をいただいています!

これまで運営してきたなかで、印象的な出来事、エピソードはありますか?


YohaSが千葉市の小学校の教科書に登場したことがあります。文化として根付いてきたのを感じますね!
また、今年は開催後に高校生から声をかけられて「感動しました。一緒にYohaSをつくりたいです」と言ってもらえたことはとても印象的でした。

今後、千葉市の恒例イベントとしてさらに発展していくために、YohaSが目指していることを教えてください。


もっともっと地域の方を巻き込んで、たとえば近隣の商店街とのコラボを実現するなど、一緒にイベントを盛り上げていきたいですね!
そして、単発のイベントだけではなく、千葉公園エリア全体のナイトタイムエコノミーを盛り上げていければと考えています。
YohaSは来年で10回目を迎えるので、さらにスペシャルなYohaSをお届けできるようにがんばります!
YohaSイベント情報
開催日時:2027年の開催日時は現時点で未発表
開催場所:千葉公園
住所:千葉市中央区弁天3丁目1-1
JR総武線千葉駅 徒歩10分、千葉都市モノレール2号線千葉公園駅 目の前

※ちなみに早朝でなくとも、千葉公園では夕方になっても咲いているレアな大賀ハスを見ることができました。(午後4時頃撮影)