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健康的な暮らしを支えるまちづくり?西千葉で進む「千葉 学美の杜」とは

公開日 : 2026.06.04

健康的な暮らしを支えるまち」

そんなまちに住めたら、理想的ですよね。

実は、この西千葉のとある街区で「健康的な暮らしを支えるまち」を実現させるプロジェクトが進行していることをご存じでしょうか?

どうすれば、健康的な暮らしを支えるまちが実現するのか?

そんな疑問にお答えするために、西千葉にある千葉大学を訪問してきました。

【インタビュー】健康的な暮らしを支えるまちってどういうこと?

今回のまちづくりプロジェクトは、まちづくりを進めている企業共同体と、千葉大学予防医学センター健康都市・空間デザインラボによる共同研究の成果が活かされているものになります。

健康まちづくり・空間デザインを研究する千葉大学予防医学センター副センター長・准教授の花里真道さんにお話を伺います。

聞くところによると、この千葉大学と隣接する街区「千葉 学美の杜」をまさしく「健康的な暮らしを支えるまち」にしようとしているのだとか。そうです、このサイト名にもなっている「学美の杜」で行われているプロジェクトなんです!

そもそも健康ってなんだろう?

花里さんは、健康まちづくり・空間デザインを専門に研究しているそうですが、空間デザインと健康はどのように結びつくのでしょうか?

はい。空間デザインと健康の関係を説明する前に、そもそも健康とはなにか、ということを改めて考えてみましょう。

多くの方が健康とは「怪我がない」とか「病気がない」など、体の調子が良い状態をイメージするかもしれません。しかし、世界保健機関(WHO)の定義によると、健康とは単に身体が良好な状態のみを言うのではなく、身体的、精神的、社会的に満たされている(良好である)状態のことを言います。

なるほど。フィジカル、メンタル、ソーシャルという3要素を充実させることで、本当の意味での健康な状態と言えるわけですね。

そうなんです。実は、空間デザインは、フィジカル、メンタル、ソーシャルの3要素に深く関わる“環境”をデザインするものといえます。

例えば、ジョギングしやすい散策路のあるまちでは、歩いたり運動をする人にとって好ましい環境ですし、緑の多いまちでは居心地よく気持ちよく過ごせます。サードプレイスと呼ばれる居心地のよい親しんだ場所では、顔なじみとおしゃべりができ、リラックスした時間を過ごせます。空間デザインはこうした生活環境をデザインするものですので、まさに健康をデザインすることといっても過言ではありません。

空間デザインが生み出す「人とのつながり」

ふむふむ。空間デザインは、人々が抱える身体的、精神的、社会的な健康課題の解決とつながっているということですね。そもそもデザインというのはなんでしょうか?

はい。デザインは単なる見た目の装飾ではありません。デザインされる対象と人との関係をよりよくする、秩序たてる行為と考えています。

例えば、自動車は道路を走るためにあの形になっていますが、自動車のデザインの核は人との接点、インターフェースの部分です。人体の機能や構造、人の動きや心理を分析し、安全性を高める操作性や心地よい乗り心地、自動車を所有し運転することの心理的、あるいは社会的価値を表現するためのデザインが実現されています。

そして、よく考えられたデザインには、デザインされる対象と人との関わりを変化させる力があります。ここが重要なポイントなのです。

確かに。誰が乗っても安心・安全に運転できる自動車は、デザインにかなりの知恵が詰まっていそうです。とっさにハンドルを動かしたり、ブレーキを踏んだり、無意識にできるようになっていますよね。また運転者を満足させる、時代に応じた意匠や機能が統合されています。

空間デザインであれば、場のしつらえを整えることで「その場にいる人がどのように感じ、どのような行動をするのか」をある程度操作できると考えています。その結果として、身体的、精神的、社会的な健康を促すための「人とのつながり」を生み出すことができるのです。

人とのつながりは、健康においてどのように重要なのでしょうか。

はい。人が人と関わることは健康の基盤になり得ます。関係性があれば、困ったときに物理的に助けてもらえる、ということもありますし、世間話のなかで健康に役立つような情報を手に入れることができますよね。

さらには、悩みごとや不安に思っていることを共有することで、解決には至らなくても、気持ちが少しばかり楽になることも多いと思います。自分ごとのように考えてくれる、分かち合ってくれる仲間を発見することもあります。信頼できる人とのつながりは、精神的な支えにもなりますからね。

人との関わりの場所に出かけていこう、あるいは一緒に出かけよう、など身体活動を促す動機にもなるのです。これらから、人とのつながりが健康においてとても重要なポイントであると考えることができます。

なるほど。確かに、人とのつながりは大切ですね。出会いの場って、健康にとって重要なことだったのですね。

そうなんです。自分が住んでいる地域に、自然と足を運べる、交流の場や出会いの場がたくさんあれば、それは健康に良い影響を期待できるということです。

学校や会社、スーパーといった毎日のように行く場所、公園や図書館、飲食店のように余暇時間で訪れる場所、公民館や高齢者の集いの場のように人と集まる場所、など、広い視点で都市を見れば、これらの生活施設の密度や配置が計画のポイントになります。ミクロの視点では街路のベンチといった要素も重要です。ベンチをどこに置くか、レイアウトをどうするかで人々の行動が変わってきますよね。都市のなかでの生活施設のレイアウトや1つの空間における人々の振る舞いを想像し、望ましい有り様を探ることが、空間デザインのポイントになります。

健康的な暮らしを支えるまちづくりとは、自然と人とのつながりが生まれる空間であるということなのですね。

西千葉に新しく誕生する街区「千葉 学美の杜」とウェルネスコード

「千葉 学美の杜」を「自然と健康になれるまち」にするために、具体的にはどのような取り組みをするのでしょうか。

このまちでは、健康とウェルビーイングを支援するための空間デザインおよびプログラムを実現しようという大きな目標がありました。西千葉キャンパスパーク、集合住宅街区、商業街区、複合施設街区、など、それぞれの開発街区に事業者と設計者がいて、皆で力と知恵をあわせてひとつのまちをつくる、いわゆるチームプロジェクトです。

健康まちづくりのために、チームみんなで共有する道しるべとして、「学ぶ・動く・育む・憩う・繋ぐ」の5つの視点に基づく、「NISHICHIBA WELLNESS CODE(ニシチバ ウェルネスコード)」をつくりました。このコードを見て、設計者やデザイナーが各自工夫をして、健康まちづくりの要素に溢れたまちを実現しようというものです。

「学ぶ・動く・育む・憩う・繋ぐ」ですね。それぞれの視点から、代表的な取り組みについてご紹介いただけますか。

まず、「学ぶ」というコードです。このまちは、多くの学校が集積する千葉有数の文教地区として、「学ぶ」ことへの高いポテンシャルがあります。地域や世界について学び、考えることで認知的な活動を促し、地域への愛着も高まる。結果として健康に近づけるのではないか、という思いが込められています。

木造共用棟に新しく「ライブラリーラウンジ」という小さな図書館を計画していただきました。ここには、たくさんの本が置かれ、常に新しい本、新しい知識と出会うことができ、自分が今まで知らなかった世界と巡り合うことができる学びの場となるでしょう。知的好奇心に溢れた人たちのコミュニティの拠点となることも期待しています。

すぐ近くに千葉大学もあり、親和性が高い取り組みですね!こどもの教育にも良さそうです。

次に、「動く」というコードです。身体活動や遊び、運動を促すまちづくりを目指します。

まちのなかに、歩行者優先のたくさんの街路を計画していただきました。「今日は体の調子がよいので、少しだけ遠回りをしてみよう」とか「今の季節は花が綺麗だからあの道を通ってみよう」など、まちに色々なルートがあると、自然と体を動かすきっかけになります。

2026年春から通行できるようになる街路状の公園(西千葉キャンパスパークの一部)。※2026年3月撮影

ちなみに、千葉大学と隣接する部分は、約600mの長い街路となっています。ここは公園の一部で車は入れないため、安全に散歩や運動をすることができます。

この街路に隣接した場所で、路面にちょっとした模様を描いたり、トレーニングの目安となるような目盛りを入れたり、思わず体を動かしたくなるような魅力的な空間デザインを実現したいと思います。

けんけんぱとか、子どもや高齢者が遊びながら体を動かすようなアイディアもありますよ。

また、楽しく散歩できる取り組みとして「ウォークラリープログラム」も検討しています。街区のいたるところにチェックポイントを設置し、地域を歩き回るきっかけを用意しました。

自然と散歩したくなる工夫。まさしく空間デザインですね!

「育む」というコードでは、緑や動物と自然に触れ合う機会を創出するような工夫を提案しています。広い原っぱである12,000平方メートルを超える広さの西千葉キャンパスパークには、緑や草花を感じ、昆虫、鳥や犬など、さまざまな生物と触れ合う機会があることでしょう。緑地や緑の健康へのよい影響は、世界中の研究で確認されている確かな事実といえます。まちの中央にこれだけ大きな緑地を確保できていることは健康まちづくりのうえで大変大きな資源です。

ちなみに、フィンランドの研究では、保育園の園庭を森の土壌や植物を含む環境に整備した結果、園児の炎症関連指標の低下と、免疫機能の改善が報告されています。土や植物に含まれる多様な微生物に触れることで、子どもの体内や皮膚の微生物環境が変化し、免疫機能の調節が促されたのかもしれません。

なるほど。たまには泥まみれになって遊ぶことも大切ですよね!

「憩う」というコードでは、街区のいたるところにベンチやテーブルなど、腰を下ろして休めるスポットを配置する提案をしています。

憩い、くつろぎ、やすらぎを得られる場があれば人との出会いも生まれますし、「いざとなれば休憩する場所がある」ことで、体力に自信がない方でも散歩に出かけやすくなります。

くつろげる場所が多いと安心します。こういった「やすらぎ」の要素は精神的にも良い影響を与えてくれますね。

最後に「繋ぐ」というコードです。人々が交流しやすい場や仕掛けにより、様々な人やグループを繋ぎます。

つながりの量だけでなく、つながりの多様さも重要であることがわかっています。街区に住まう方々との交流はもちろん、近隣住民や更に広い地域の方々、子ども達や学生、働き世代や高齢世代など、様々な方々との交流が盛んなまちになることを期待しています。インタビュー冒頭でも説明した通り、人とのつながりは健康に与える影響が大きいですからね。

自然と人とのつながりができるというのが嬉しいですね!

「千葉 学美の杜」街区の西千葉キャンパスパーク、2026年6月OPEN予定※!

建設中の分譲マンション。花里さんの視線の先には、「ウェルネスコード」に基づいて、様々な知恵や工夫が詰まった「未来の夢のまち」があらわれはじめています。


健康都市・空間デザインの国内外の研究成果を参照して検討された「健康的な暮らしを支えるまち」がまもなく西千葉の地に誕生します。

公園施設は、街区内の商業施設とともに2027年のまちびらきに先駆けて2026年6月OPEN予定です。

新住民の方にも地域の方々にも親しんでいただけるようなまちになれば嬉しいです。

そしてこのまちで生活するひとりひとりが、学び、動き、育み、憩い、繋がる、なかで充実した日々を過ごされることを期待しています。


健康のみならず、人や自然とのつながりを大切にしてつくられた空間は、これからたくさんの人の笑顔であふれることになるでしょう。

※西千葉キャンパスパークのOPEN時期は変更となる可能性がございます。

※本記事は、千葉大学が「千葉 学美の杜」内の物件等について、その内容や品質等を保証するものではありません。また、千葉大学が特定の物件の購入を推奨するものではありません。

本記事で紹介した「NISHICHIBA WELLNESS CODE」の詳しい内容は、「西千葉レジデンス アベニュー」へ物件エントリーいただくことでご覧いただけます。

千葉 学美の杜

開発進行中

「西千葉」駅徒歩3分に誕生する文教複合都市、
75,000㎡の“一生ずっと、学べるまち”を開発中。

JR「西千葉」駅から徒歩3分。約75,000㎡の壮大な敷地に、多世代が学び合い、支え合う“文教複合都市”が誕生します。分譲マンション、戸建街区、学生マンション、サービス付き高齢者向け住宅、商業施設・複合施設・介護施設が整備され、まちの中心には約12,000㎡超のキャンパスパークとにぎわいの広場を配置。学びと交流が広がる、新しいまちづくりが進行中です。

千葉 学美の杜